ハイ!ひょっこりニャンヽ(・∀・)爆
冒頭からダダ滑りニャー(´ω`)です。
今週も激動の1週間でした。
上手く利益は残せたでしょうか??
今回から時事ネタや押さえておきたいニュースなども記事にしていきます。
少し頭でっかちな記事になりそうだったので、冒頭ひょっこりはんで誤魔化す作戦。笑
今週は本当に重要指標盛りだくさんでしたね!
今回は、その中でも特に注目されたFOMCとECBについて解説を交えながら振り返ってみたいと思います。
普段から「指標結構動いたよねー!!」
だけで終わらせてませんか??
その日勝った負けたはただの結果です。
重要なのは指標時の動きを振り返る事、指標結果から次の指標へ向けて市場の期待感であったり、市場心理を汲み取る事です。
復習は大事ですよー\( ˆoˆ )/
では参りましょう!
FOMCまとめ

debannja / Pixabay
【要旨】
・金利は長期的に有効な水準を下回るとの文言削除
・経済活動は底堅い
・労働市場は力強さ持続
・消費は上昇、設備投資は強い伸び持続
・経済見通しに対するリスクは概ね均衡
・金融政策のスタンスは引き続き緩やか
はい。まだPCのブラウザ閉じないで!!爆
きっとアナタの為になりますから(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
金利は予想通り0.25%引き上げられました。
年内利上げ回数が3回なのか4回なのかという点が焦点となりましたが、市場予想よりはややタカ派となりドル円は発表後上昇。
その後は押し込まれドル円の上昇は打ち消しに。
米中の関税問題が再浮上したのに加え、利上げによる株価の下落からダウの上値が抑えられたのが要因との見方も。
ドル円チャート
利上げと株価の関係性
そもそも何故利上げが必要なのか?
景気が良くなるのは自国にとって喜ばしい事です。
しかしバブルにより景気が過熱しすぎるとインフレが引き起こされます。
そこで中央銀行が行き過ぎた景気を調整する手段として利上げを行うのです。
金利が高くなれば、当然企業はお金を借りにくくなってしまいます。
ですので短期的には株価は下落する傾向が強まります。
逆も然りです。
景気が悪い時は企業にどんどん投資してもらいたいので中央銀行は利下げをし、資金の市場流入を増やそうとします。
中央銀行の最も基本的な役割ですので、是非覚えておいてくださいね\( ˆoˆ )/
今後の展望
今回のFOMCで利上げが実施されました。
3月、6月ときて、9月利上げも確実視されています。
なので最大の焦点は12月の利上げがあるのか、無いのか?という点になります。
今回のFOMCではタカ派の意見が多めでしたが、実は年内3回派と4回派は現在かなり拮抗している状況で、雇用統計等の結果次第では見通しが二転三転しそうです。
現段階では既に4回を織り込んだと言える状況なので、今後の雇用統計が少々悪かったり、パウエル氏の発言がハト派寄りなものになればネガテイブサプライズとなりやすい点は注意です。
堅調な米株価ですが、大きめの調整局面があれば、当然日経平均にも影響あるのでNYダウも要注目です。
ECB政策金利まとめ
続いてはECB政策金利です。

Aichi8Seiran / Pixabay
まずは14日のECBを迎えるまでの相場の流れをおさらい。
イタリア政局不安からユーロ売りが強まり、ユーロドルは安値1.1509をつける。
↓
自律反発によりユーロが買い戻され下落からレンジに移行
↓
ECBプラート専務理事が資産買い入れプログラム年内終了を示唆(タカ派発言)
↓
この発言によりECB出口観測が強まりユーロが強含み
ここで話は逸れますが、資産買い入れプログラムについての基本的な概要説明をしておきます。
量的緩和政策(Quantitative Easing:QE)とは
中央銀行が当座預金残高を増やして、市中のマネーストックを増やす金融政策のことです。
中央銀行は通常、利上げや利下げを行って景気や物価を安定させますが、深刻なデフレで政策金利がゼロに近い状態となり、政策金利を下げる余地がない場合に市中に資金を供給して景気を刺激する政策として量的緩和政策が行われます。
簡単にまとめると、ECBがユーロ圏の国債等を買い入れる事によって市場への資金供給を増やす政策。という事になります。
したがって、QEが終了するとなれば景気が底から回復してる事を意味し、出口観測が強まれば当然ユーロ高に繋がるといった構図です。
ここまでご理解頂けましたでしょうか??
そのQEが年内終了との発言により、ユーロは下落から一転、高値を追う展開となりました。
ECB政策金利の約一週間前の発言ですので、かなり真実味がありました。
この発言からECBまでの期間においては、期待感を利用したロングに優位性がありました。
そして迎えるECB政策金利当日。
この時点でまだ高値を追うユーロドル。
QE年内終了を相当織り込んでると見込みました。
https://twitter.com/zenbariman/status/1007201891699179521
このツイートが全てを物語ってますが、期待感がMAXの状態から迎える指標発表では、相当な買い材料が投下されない限り、上値は限定的になるケースがほとんどです。
いわゆるsell the factですね。
これについては過去記事にも紹介してるのでコチラも参考にしてみて下さい!
逆に少しでも弱気な発言が出れば下方向にサプライズが発生し、ロングのストップロスを大きく巻き込む事になります。
今回のECBではまさにこの傾向が出ました。
僕の十八番パターンと言っても良いでしょう!爆
中央銀行系指標+サプライズ発生は鉄板の順張りエントリーパターンとなりますので、是非覚えておいてください。
ここでいう順張りとはサプライズ方向への順張りです。
今回のECBで言うと売りの順張りとなります。
ユーロドルチャート
【ECB政策発表概要】
①これまで月300億ユーロだった買い入れ額を10月から月150億ユーロに→年内で終了
②保有資産の再投資については資産買い入れ後も長期にわたり、必要なだけ継続
③政策金利については少なくとも2019年夏まで据え置く方針
①についてはユーロ高材料ですが、既に織り込んでいたので上値は限定的に。
逆に②と③がサプライズとなり、ユーロは急落となりました。
今後の展望
政策金利については肩透かしを食らった状況ですので、今度は逆に利上げが早まるかも?!といった報道がサプライズとなる可能性が高いです。
しかしながら、イタリア懸念もまだ収束とはいかないでしょうから下値を探る展開が続くかもしれません。
テクニカル的には1.1500が鬼門です。
ここ割れると相当危ない形状に見えるので、そこは相場に合わせてといった感じになるでしょう。
まとめ
いかがでしたか??
今回はなかなかの苦行記事でしたね。爆
しかし、中央銀行の意図を読み解く事、それによって形成される市場心理を汲み取る事は非常に重要だと考えています。
中央銀行+サプライズは鉄板!!
ハイ!呪文のように繰り返しましょう(´ω`)笑
来月からのFOMC、ECBでは是非この辺を意識してみてください。
今回は以上になりますニャー( ・∇・)